SOSU(素数)代表、マイコです。
平成30年8月5日(日)
西日本豪雨で被災した子どもたち、及びそのご家族:43名を招待し、
10名のスタッフとともに、
神石高原ティアガルテンで開催された、『真夏の雪まつり』に行ってきました!
『真夏の雪まつり』

雪とバーベキューで大喜びの子どもたち
この酷暑!!
熱中症に細心の注意を払いながら、短時間ながらも、充実したイベントとなりました。

雪の広場で遊ぶ子どもたち
やっぱりメインは『雪』です!
山道走行だったため、スタッフも子どもも、お母さんたちも、バスの中で相当グロッキーになったのですが、到着して雪をみたら、一気にテンションが上りました☆
説明をすませ、早速、自由時間スタート☆
雪だるまを触り、雪の滑り台で遊ぶ子どもたち。
その他にも、シャボン玉、動物広場、ヘリコプター、アスレチック。
たくさんある遊びに、夢中で遊んでいました。
あっという間にお昼時間に。
お昼ご飯はBBQ☆

BBQの様子。
なんと、黒毛和牛に豚肉、新鮮なお野菜におにぎり、お茶にジュースに、大充実のメニュー!!
ありがとうございます!!
家族は家族テーブルで、託児班は、先生と同じテーブルで。
みんなで協力しながらお肉を焼き、ワイワイ楽しく食べました。
『ずっと、冷たいご飯しかなかったら、嬉しい☆』
避難所で生活する女の子が教えてくれました。
『お腹いっぱいじゃ!もう遊びたい!』
早々に食べ終わって、いそいそし始める子ども。
『ちゃんと食べんと、アイスは食べれんな!』
お父さんからチクリ☆
モクモクと煙をあげながら、まだまだ食べる勢いの高学年の男の子たち。
各テーブルを回って、皆さんのカメラで家族写真を撮って回りました。
新しい思い出の一枚になったかな…。
みなさん、美味しいものを食べながら、本当に素敵な笑顔でした☆
食べきれないほどお肉があり、『もったいないなぁ…。』と言いながら、みんなお腹いっぱいでギブアップ。
美味しいお肉を食べて、本当に幸せな時間でした。
食べたらまた自由時間です。
虫取りに夢中になる子。
セミの抜け殻を見せてくれた子。
食べ終わった頃には、最初の緊張もすっかり解けていて、ありのままの姿を見せてくれました。

スタッフと遊ぶみんな
残り時間をまた自由に過ごし、いただいた無料ソフトクリーム券でソフトクリームを食べ、神石高原ティアガルテンを後にしました。
短い滞在時間でしたが、この暑さの中、お父さんお母さんも普段の片付けでお疲れかと思うので、ちょうどよかったかな、と思います。
バスの中はDVD上映。到着に合わせるように、ピッタリ終わってびっくりしました☆
ぐっすり眠っている子も…。
短い間でしたが、すっかり仲良くなった子どもたちと、別れが辛かったスタッフたち。
最後は、バイバイタッチをして、お別れしました。
山道かつ、この暑さでバスの車内温度も高く、調子を崩した人もいました。
SOSUスタッフが、100枚ものタオルをしっかりと凍らせて持ってきてくれていました。
このタオルが大活躍!
愛情いっぱいの冷たいタオルの威力は絶大でした。
人生で初めての日帰りバス旅行企画。
グロッキーにはなっちゃたけど、一人のけが人を出すこともなく、無事に行ってかえることができて、本当に良かったなぁと、ホッとしました。
バスが真備に近づくに連れ、風景が変わっていきました。
このバスをおりたら、みんな、また、現実に向かい合う毎日に戻っていくんだな…。
そう思うと、なんだか、処理しきれない気持ちになりました。
『どこにも連れて行ってあげられなかったから、良かったです。』
『子どもたち、どんな様子でしたか?』
託児を担当したスタッフと盛り上がる皆様。
『家族全員、楽しめました。ありがとうございました。』
アンケートに書いてくださったお母さんの声。
開催できて、良かったな。
素直にそう思え、涙が出ました。
【SOSU】子育て支援プロジェクト

この一ヶ月間、経験したことのないことの連続で、本当にたくさんのことを学んでいます。
災害発生直後から、様々なボランティア活動をしてきました。
その活動の合間に、たくさんの子ども達の姿を見てきました。
避難所で遊び場に困る子どもたち。
災害ゴミで溢れる路地で、粉塵が舞う中、網を持って川遊びをする子どもたち。
同じ食事ばかりで、飽きてしまい、いつもお腹が空いている子どもたち。
親戚の家に預けられ、お父さんやお母さんと離れて暮らす子どもたち。
片付けに行こうとすると、とうとう『今日はそばにいて。』と頼まれたという話。
色んな子どもたちの話を聞き、姿を見てきました。
私にも、6歳と4歳の娘がいます。
あの日、高梁川が決壊していたら、私もきっと、同じ状況でした。
すんでのところで被害はありませんでしたが、あの日を堺に、私の生活もガラリと変わりました。
子どもたちに、楽しい夏の思い出を。
思うように子どもと一緒に過ごせない、お父さん、お母さんにも、家族でホッとする時間を。
そんな願いを込めて活動する過程で、実現した企画でした。
『子どもたちに笑顔を』
その思い一つで、本当にたくさんの方のあたたかい協力が集まりました。
あたたかい支援の輪
国際協力NGO:Peace Winds Japanさま

左上から、安間さま、右、田邊さま、右下、竹中さま、左下、稲葉先生、真ん中、BBQスタッフの皆様
薗小学校の避難所会議で声をかけていただいた、ピースウインズ・ジャパンの竹中さま。
全くの無名な団体にもかかわらず、私を信頼して、企画を任せてくださいました。
竹中さまとの出会いがなかったら、この企画は実現しませんでした。
そして、安間さま。
企画詳細を、一緒に考え、さまざまな相談に乗ってくださいました。
当日まで、本当に細やかなサポートをしてくださいました。
稲葉先生。
薗小学校の避難所の初期から、避難所の運営に携わり、被災者の診療を実施。現地のリーダー的存在でした。
『真夏の雪まつり』では、イベント全体の救護班として参加され、なんと、かき氷づくりまでされていました!何でもできる稲葉先生!お姿を発見しただけで、元気が出ました☆
神石高原ティアガルテンの皆様
マネージャーの田邊さまをはじめ、現地スタッフの皆様に暖かく迎えていただき、サポートしていただきました。ウッカリな私を、そっと、助けて下さいました。
本当に、一日、安心して、過ごすことができました。
貸切バス、保険加入、イベントの全て、BBQにソフトクリーム。
全て、Peace Winds Japanさまより、ご提供いただきました。
子どもたち、また、ご家族の皆様に、素敵な夏の思い出を届けてくださいました。
本当に、ありがとうございました。
今後とも、よろしくお願い致します。
SOSUスタッフのみんな

SOSUスタッフのみんな。左から二番目:私。左、なおさん。左下、指示を出すあやちゃんに、右下、情熱のバスレクの様子☆
そして、SOSUスタッフの皆さま。
『子どもたちを笑顔に!』本当に純粋に、その想い一つで、10名ものスタッフが集まってくれました。
保育士に小学校教諭、学童指導員に、看護師さん、ファミリーサポートアドバイザーに、現役主婦。
頼もしくて、心からの愛にあふれる皆様が集まってくれました。
情熱のバスレクに、感動し、グロッキーも治りましたw
きめ細やかなサポートに、頭が下がりました。
前日ギリギリまで、二人で準備に駆け回ってきた、SOSU副代表のなおさん。
めまいを発症して残念ながらイベントは欠席。
『這ってでも、行きたかった…。』
旦那様に支えられて、お見送りにきてくれました。
なおさんがいなかったら、私はこんなに頑張れませんでした。
本当にありがとう☆
SOSU今後の活動

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SOSUは、これから、子育て世代を対象に、長期的なサポートを実行していきます。
そのための準備も、イベントと並行して、ずっと進めてきました。
お盆明けから、皆様が、ホッと一息つけるような子育てサロンを定期開催し、『この場所に行けば、この人に会える』そんな環境づくリに取り組んで行きます。
みなし仮設に入り、それぞれの生活が始まったあとも、情報交換できるような、そんな交流の場になっていけたらいいなぁと考えています。
皆様の暖かなサポートに恵まれ、楽しい、親子イベントの計画も、すでにたくさん立っています。
ボランティアを続ける過程で、本当に愛にあふれる、気持ちの良い方にたくさん出逢っています。
お金では絶対に変えない価値。
そして、仕事ではできないようなことが、できてしまう感動。
この一ヶ月間、被災地支援と日常生活を行き来し、なんとも言えない感情を抱えてきました。
『人はなんのために生きるんだろう…。』
そんなことも、よく考えています。
それと同時に、純粋な『愛』を、たくさん感じてきました。
ボランティアをしているかたには、すんなりと理解していただけるのではないかと思います。
『愛』なんて言葉、日常では恥ずかしいけれど、本当に、『愛』としか表現のしようがない、あの感じです。
大変な非常時が過ぎ、だんだんとまた、この感情も薄れ、日常に変わっていきます。
今の純粋な気持ちを失わないように、自分がリーチできる支援を、できる範囲で、地道にやってみようと思います。
参加してくださった皆様、ご協力くださった全ての方に心から感謝いたします。
本当に、ありがとうございました☆
これからも、SOSUへのあたたかいご支援を、よろしくお願いいたします☆
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