こんばんは。
SOSU代表、マイコです。
平成30年10月22日(月)西日本豪雨被災地支援企画として、第2回『みんなで学ぼう住まいのこれから勉強会』を開催いたしました。
詳しくは、【活動報告】第1弾『リフォームについて』に記載しておりますので、ご参照ください。

リフォームのプロ:溝呂木先生&浅見先生タイム
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早速、本題に移ります。
活動報告第2弾は、保険について。
SOSUと共同主催のサンサポートオカヤマの、ファイナンシャルプランナーの 佐藤 香名 さんと学び合いました。

火災保険について

火災保険について 講師:佐藤さん
保険のことって、本当によく分からないですよね…。
私は、さっぱりピーマンです(←古)
超苦手分野です。
そんな私にも、佐藤さんの説明は、とっても分かりやすく、すごく勉強になりました。
詳しくは、磯打先生が、議事録に全てまとめてくださっているのでご参照ください。(現在制作中)
私的に、そういうことかぁ!!って思ったことを、独自にピックアップして紹介いたします。
査定額は再審査請求できる
保険会社としては『一刻も早く保険金を出してあげたい。』という想いがあって、延床面積と浸水高でまずは簡易査定し、支給額を決めている場合がある。(例えば、床上浸水=〇〇円支給。という基準。)
それに合わせて判断し、保険金がそのまま支給されたとする。
しかし、実際のリフォームの見積もりは、もともと使っていた床材が良いものであったりして、保険支給額より高かった場合、再審査請求できる。
適切な見積もりなら、大抵の場合、対応してもらえるだろう。諦めずに、一度、保険会社に連絡してみると良い。
昔は、時価(経年劣化を含む、事故発生時の家の状態の価値)で算定していたが、今は、新価(新築時と同じ価値の家を建て直す費用を補償)で算定するように変わっているそうです。
火災保険は、敷地内も対象!
火災保険は、家、そのものだけでなく、敷地や建物にくっついているもの、全部が対象です。
- カーポート
- 太陽光パネル
- エコキュート
- エアコン
- システムキッチンに内蔵されている食洗機
など…。
要は、敷地や壁にガチガチにくっついてるものが、火災保険の対象となります。
逆に、コンセントで取り外して運べるようなもの(テレビなど)は、家財保険の対象だそうです。
満額出たら、入り直し。
今回の西日本豪雨のように、保険金が100%支給されたら、一旦その保険は打ち切りです。
残りの保険料を支払い済みの場合は、解約返戻金で戻ってくる。
これから先の保険については、新たに入り直す必要があります。
火災保険をどう使うか
火災保険が残っている場合、リフォームするなら、加入したままにするのがオススメ。
昔は、35年とかいう長い単位で加入できたので、その分、保険料が安く設定されている。
いまは、災害が頻繁に発生するようになったのを受けて、最長で10年しか入れない。
その分、保険料は高くなっている。
内容にもよるが、解約するのは、もったいないので、水害補償だけ追加したらいい。
保険に入り直すのは、リフォームが終わってから
保険は、掛けたときの価値を補償するものなので、きれいに直した後、契約をすること。
完全に直る前に保険契約をすると、その時点の価値の補償になってしまう。
そこで、みなさんが気になったのは、リフォーム中にまた洪水がおきて、浸水しちゃったら、どうなるのか…。
ほんと、そうですよね…。
リフォーム中に水が来ない確約なんて、どこにもないんです。
皆さん、本当に、それを心配されていて、白熱トークでした。
リフォーム中の浸水について
これについては、建築の専門家:浅見先生からもアドバイスがありました。
リフォーム中の保険は、契約によるけど、普通は施主が負担する。
大体、リフォームの見積もりの中に、保険の金額が計上されていると思う。
記載がない場合は、きちんと確認しておいたほうが良い。
契約の中にない場合は、自分で入らないと、無保険なので、自分で加入しないといけない。
ここで、矛盾してくるのが、保険はリフォームが済んでから入り直すという話…。
参加者の中で、まだ、リフォーム中だけど、保険に入れたという方がいて、その方は、三井住友の短期の保険につなぎ的に加入できたそうです。
これには、佐藤さんもびっくりされていました。
保険料はそこそこするようですが、そういう保険があるみたいですよ。
現場からの、最新情報ですね☆
入れたら、安心ですよね…。
真備だけ保険料が高くなるのか!?
こちらも、参加者の皆様からの質問ですが、真備だけ保険料が上がっちゃうのか!?という話。
これは、第3弾レポート予定の、防災の専門家:磯打先生の『まちづくり』の内容にも関係しますが、保険は、岡山県という大きな単位でのリスクをもとに保険料を算定するので、真備エリアだけ保険料が高くなることはないそうです。
また、自動車保険のように、『一度、保険を使った』という理由で、保険料が上がることも、ない。
ただ、岡山県全体として、いつ、どこで、今回のような災害が起きてもおかしくないため、同じリスクがあるから、今後、岡山県全体として保険料は上がっていくだろう。とのことでした。
地震保険の役割
岡山県内で、東日本大震災が発生するまで、地震保険に加入している人は、2割もいなかったそうです。現在も、県内の地震保険加入者は少ない…。私も実は未加入者…。
しかし、地震そのもので家が壊れなくても、地震が発生したことの影響で、長期間避難生活を強いられるなど、当面の生活費に困る場合がある。地震保険は、当面の生活費という役割で支給されるもの。
また、地震そのもので家が壊れなくても、地震が原因で火災が発生する場合がある。
保険金は、原因が何かで支給されるので、地震の影響で火災が発生し、全焼した場合、地震保険が適用され、火災保険金額のMAX50%しか出ない!!
佐藤さんは、地震保険の加入も、勧めていらっしゃいました。津波も地震保険だそうですよ。水害保険じゃないんですって!
ややこしやぁ…。私も、入らなきゃなぁ…。
マイコ的まとめ

チーム『家ェ~ィ』右から、佐藤さん、なおさん、磯打先生、溝呂木先生、浅見先生、石川先生、私
以上、保険についてまとめてみました。
今回、西日本豪雨で被災されていない方にとっても、もう一度、保険について、真剣に考えるきっかけになったらなぁと思います。
私自身、火災保険にしか入ってないので、水害・地震保険について、真剣に考えようと思いました。
佐藤さんは、ファイナンシャルプランナーとして、『お金と人生について、考えるきっかけとなるような活動をしたい』と、お会いするたびに熱く語っていらっしゃいます。
第3弾は、防災の専門家:磯打先生の『まちづくり』について。
リスクを含めて、生きるということ。
そのための、センスを磨くこと。
これからは、うまく災害と付き合い、『完璧に住もう』と思わないことが大切なのかなぁと感じたお話でした。
データをもとに、日本という国について、また、岡山という土地について。地球規模のお話を含めた、素晴らしい学びの時間でした。
数々の被災地で復興支援のアドバイスをされている、石川先生、浅見先生ともタックを組み、具体的なまちづくりのアドバイスも頂きました。
今回、参加してくださった皆様が、積極的に情報を提供してくださり、また、質問をしてくださることで、参加者全員にとって、本当に勉強になる、素晴らしい時間でした。
ありがとうございました。
『お金』と『安心』は切っても切れない関係です。
わからないって、すごく精神的に応えますよね…。
やはり、
- 見通しが立つ。
- できることはやったという感覚。
- 相談できる、場所がある
この3つは、精神衛生上、すごく大切だと私は思います。
佐藤さんと、保険を専門にした勉強会を、SOSUで近日中に開催しようと相談しています。
被災者の方は、無料でご参加いただけます。
また、告知いたしますので、よく分からないくてお困りの方がいらっしゃいましたら、ぜひ、佐藤さんに相談しに来てくださいね☆
参加したら、ある保険に加入させられるとか、そんな、裏は一切ないので、安心してご参加くださいね!
被災されていない方も、有料にはなりますが、今回の災害を受けて不安になっている方もたくさんいらっしゃると思います。保険について知りたい方は、ぜひ、お越しになってくださいね☆
SOSUは、私となおさんで、ほっとカフェをご用意して、皆様の交流のお手伝いをさせていただきます(*´ω`*)
また、皆様の熱い要望により、第3弾『みんなで学ぼう住まいのこれから勉強会』の開催も決定いたしました!
12月10日(月)10時から13時までです。
総社市中央2-8 FLCB1階(総社市役所前)にて。
チーム『家ぇ~ィ!』ただでさえすごい講師陣に、更にまた、強力な助っ人が加わり、パワーアップの予感です☆
とても貴重な機会ですので、ぜひ、お越しになってくださいね!
開催レポはこちら
大切な情報が、必要とされている皆様に届きますように…。
西日本豪雨被災地の一日も早い復興を、心よりお祈りしています。
※この企画は、ベネッセ子ども基金さまのご支援により、開催いたしました。あたたかいご支援に、感謝いたします。
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