SOSU代表、マイコです。
涼しくなりましたね!
体の細胞から、季節の移り変わりを喜んでいるような、気持ちのいい夜です。
平成30年8月19日(日)
西日本豪雨 子育て支援プロジェクト
SOSU 新拠点にて、 第一弾企画
『宮大工さんとお箸を作ろう!』を実施いたしました。
参加者は、6家族17名様。
子どもは、4歳から、高校3年生まで。
スタッフを合わせ、総勢23名で開催いたしました。
ひのきを使って箸作り

カンナで木を削っているところ。
講師は、新東住建工業㈱、番匠の芥川さま。
宮大工さんで、普段は、文化財の修復をされている、すごい大工さんです。
ご縁を頂き、3週間前に急遽お願いしたにもかかわらず、快諾してくださり、今回のイベントが実現しました。
大変な災害から1ヶ月以上過ぎ、新しい生活が始まり、次のニーズは生活雑貨だと思いました。
みんなで作ったもの、なおかつ、毎日、かならず使うもの。
イベント当日だけでなく、生活の中で、愛を放つような、そんな物を一緒に作ろうと考えました。
そんなSOSUと番匠さんの願いが重なり、お箸づくりに決まりました。
木をこよなく愛する番匠さん。
子どもが使いやすいように、と、材質を選び、ヒノキの素材をご用意くださいました。
簡単な説明の後、子どもたちもみんな、一人ひとり教えてもらって、カンナで木を削り、ヤスリで磨いていきました。
彫刻刀で、模様付けをしたい人は、それぞれ思い思いの模様を彫っていきました。
最後に、柿渋とえごま油を塗り込み、一週間から10日間ほど乾燥させれば完成です。
番匠さんは、実に簡単そうにやって見せてくれますが、実際にやると大変です☆
みんな一生懸命、木を削り、大変なヤスリがけも頑張っていました。
お父さんが大活躍するご家族。
二人できて、家族7人分のお箸を作ったご家族。
前に、たまたま番匠さんのところでお箸づくりをしていて、お気に入りの箸が流されてしまい、今回、もう一度作り直しにきてくださったご家族さま。
それぞれの気持ちのこもった、素敵な手作り箸が出来上がりました。
宮大工さんと槍ガンナ

槍ガンナレクチャーの様子
宮大工さんと、普通の大工さんって、どう違うの??
ということで、ミニ講義をしてくださいました。
宮大工さんは、神社仏閣等、文化財の修復作業に当たられています。
総社市内では、宝福寺も請け負っていらっしゃいます。
宮大工さんならではの道具ということで、槍ガンナというカンナを持参してくださり、実演と、体験タイムを設けてくださいました。
なめらかな削りカス。
子どもたちは欲しくて仕方がない!!
削っている最中から、子どもたち、『ちょうだい、ちょうだい。』コール!
大人たちの、『危ない!危ない!』コールw
さっきまでの削りカスと違い、長細い削りカスでした。
大人も子どもも、番匠さんと一緒に、槍カンナ削りました。
私もせっかくなので、やらせていただきました☆
番匠さんが削るときには、柔らかそうに見えた木が、めっちゃ硬くて難しかったです。
リラックスタイムは、なおさんカフェ

途中休憩は、お弁当とカフェタイム
SOSU副代表のなおさん。
細かい気配りにはいつも感激しています。
今回も、お弁当選びからこだわり、絶対に、美味しいものを用意したい!!
細かいところも決して手を抜かず、ほうぼう駆け回って、お弁当を注文してくれました。
コーヒーが大好きな、なおさん。
自宅からオシャレなカップ&ソーサーを用意。
コーヒー豆は、前日に新鮮なものを購入し、豆からひいたコーヒーを豆菓子付きで提供。
更に、更に、ミルクを泡立て、カフェさながらの、ふわふわコーヒーの出来上がり☆
この、カフェタイムが大好評で、皆さんに、ホッと安らぐ時間を過ごしていただけていたように思います。
なおさんの愛がいっぱい詰まった、カフェタイムでした。
お箸づくりの間、前日にピース・ウインズジャパンさまから、頂いたばかりのジブリグッズのおもちゃや本で遊ぶ子どもたち。

ピース・ウインズジャパン様よりいただいた豪華ジブリグッズ
私も、ついつい子どもたちと一緒に遊びすぎて、弾いたボールが時計を直撃w
フックを壊してしまいましたwww
どっちが子どもか分からない始末...。
前日の晩、夜遅くまでせっせと貼った、壁のデコレーションシールが楽しかったので、子どもたちにも一緒に木を貼ってもらいました。

壁に葉っぱを貼っている様子。before after
SOSUも、この木のように、みんなで創っていく。
そんな場所でありたいと考えています。
この入り口の木は、そんな意味も込めて、貼りました。
素敵なお箸が出来上がり、『はじめまして。』だった皆様とも、段々と打ち解けることができました。
こんなふうに、足を運んでくださったこと。
つながりが持てたことに感謝です。
会で皆様にも、SOSUイベント主旨について説明したのですが、
誰もが経験したことのない事態で、何が正解かは、誰にもわかりません。
正解なんて、ないんだろうと思います。
SOSUは、行政組織ではないので、民間らしく、感性が合う方に、ささやかだけど、心に明るくあたたかな光りを灯すような、そんなイベントや居場所作りをしていきたい。
自分たちで考えうるベストを、みんなで相談しながら創っていく。
SOSUはいつも、そんな場所でありたいと考えています。
お客様じゃない。
今回、片付けや床拭きも、皆様にも協力していただきました。
肩を並べて、ともに学びながら歩む。
SOSUは、そういう立ち位置で、これからも活動をしていきます。
参加者の声

- 今まで使っていたお気に入りのお箸がなくなってしまったので、家族のお箸をつくることのできる企画は、素晴らしいと思いました。素敵なティーカップでいただくお茶はとても美味しく、ゆったりとしたひとときを過ごすことができました。今日は、ありがとうございました。
- ゆっくり箸を作れて、楽しかったです。
- とても貴重な体験をさせていただきました。子どもたちも初めてカンナを使わせてもらって、いい経験ができ、食事の時間をとても楽しく過ごせると思います。おいしいお弁当とコーヒーまでいただけて、本当に感謝です。新しいお友達もでき、良い時間を過ごすことができました。本当にありがとうございました。
- いろいろと用意・準備をしてくださり、ありがとうございました。
- 大変楽しかったです。ありがとうございました。
- いろいろと、すべて、ありがとうございました。少し落ち着いて生活できるようにはなりましたが、子どもたちは特に、ストレスを抱えている部分が多いと思います。何かを夢中ですることで発散できるのではないかな、と思います。お昼ご飯もいただけるのは、本当にありがたいです!!!!箸作り、楽しかったです。お弁当もコーヒーも、美味しかったです。ありがとうございました。
必要な支援の声

- 災害後の短的な支援ではなく、細く長く支援があればありがたいです。今は夏物の洋服の支援があり明日が、長袖や冬物の支援とか...。
- 子どもの精神面のケア、お母さんのマッサージ・エステ。
- 夏休みの間だけでなく、継続していただけたら嬉しいです。
- 元の小学校から転校することもあり、前の学校の友達と会える機会があれば、積極的に参加させてあげたいと思います。元気に走り回る、創作活動をするなど、なんでもありがたいです。
皆様のお声を聞いたところ、各種洗剤類がとても貴重で、支援物資コーナーでもすぐに無くなるとのことでした。
また、建物に対する不安も、口にされている方が大勢いらっしゃいました。
平成30年9月5日(水)に、倉敷市玉島にて、建物復旧アドバイザーや各専門の方をお招きし『住まいのこれから勉強会』も企画中です。詳細は別途告知予定。
次回イベント予告

次回イベントは、高梁市成羽町の大人気美容院:ヘアーサロン『rouge』さまをお招きし、西日本豪雨被災ご家族さま6組様限定で、無料ヘアカットサービスをしてくださいます。
もともと7月16日に、SOSU企画で『ヘアアレンジ講座』をしていただく予定でした。
この度の災害を受けて、延期していたこの企画。
支援活動を優先し、今回は、ヘアカットイベントを快諾してくださいました。
支援活動をしていて本当に思うのですが、皆様とのご縁には、本当に感謝しかありません。
こちらのお申し出に、皆様、二つ返事ですぐに、ご協力してくださっています。
毎回、感動と感謝の気持ちでいっぱいです。
研究熱心な技術もさることながら、お人柄も本当にすばらしく、もう何年も通っている美容師さんです。
素敵なプレゼントもご用意してくださっています。
もうすぐ始まる新学期。
家族みんなでキレイになって迎えませんか??
今回、お箸作りご参加してくださった皆様からも、早速、ご予約を頂いています。
皆様のご参加を、お待ちしています。
【日時】
平成30年8月27日(月)
9時半から13時すぎまで
【場所】
総社市中央2-2-105 FLCB1階
【参加費】
無料 昼食付き
お申込み詳細リンク 作成中です。
しばらくお待ち下さい。
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